野菜不足の現代人の健康維持に欠かせない青汁ですが、以前は青臭い味で飲むのに勇気が必要でした。
最近は美味しく飲みやすい商品に改良され、愛飲者も増えています。
しかし青汁の原料となる植物はたくさんあり、植物によって得られる健康効果も違ってきます。
そこで人気の青汁の原料とその効果を紹介します。
まずは青汁の原料としていちばん知られているケールです。
ヨーロッパ原産の野菜でカルシウムやビタミンCなどが他の青菜に比べて格段に多く含まれています。
日本では青汁に使うのが一般的ですが、欧米ではスーパーフードと言われ、スーパーでよく見かける野菜です。
ケールは栄養が豊富ですが、味にクセがあるので苦手な人が多いのも現状です。
最近増えているのが、大麦若葉や明日葉を使った青汁です。
ケールに比べ味にクセがなく飲みやすくなっています。
また、大麦若葉と明日葉は、ケールに比べると栄養価は控えめですが、どちらも食物繊維と抗酸化作用のあるB(ベータ)カロテンがケールよりも多く含まれています。
そのためダイエットとアンチエイジングに効果があると注目を集めています。
単品の商品だけでなく大麦若葉と明日葉をミックスした青汁も発売されています。
その他にクマザサ、よもぎ、長命草などがあげられます。
クマザサも食物繊維が豊富に含まれていて、便秘解消に効く青汁として人気があります。
よもぎは古くから野草として日本人の健康を支えてきた植物です。
団子やおひたしにして食べたり、化粧水にして肌につけたり、お灸やよもぎ蒸しで体のデトックスに一役買ったりといろいろ活用されています。
長命草は、沖縄など温暖な地域の植物で、「一株食べると1日長生きする」と言わるほど栄養が詰まっています。
特に強い抗酸化作用を持つポリフェノールが多く、美容効果が期待されています。
最近では長命草に含まれる「プテリキシン」が、肥満を防ぐという研究結果も発表され、ますます注目を集めている植物です。
このように青汁の原料によって効果は様々です。
ぜひ自分に合った青汁を見つけて健康に役立ててください。